さいみんくん

催眠療法における感情転移(陽性転移・陰性転移)について知ろう

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催眠療法やセラピーの過程で、クライエントが過去に出会った人物に対する感情や態度を、セラピスト(カウンセラー)に向けることを「感情転移」という。

「陽性転移」と「陰性転移」について

「感情転移」には、「陽性転移」「陰性転移」の2種類がある。
「陽性転移」とは、クライエントがセラピストに、信頼・尊敬・感謝・情愛・親密感の感情を持つことである。
「陰性転移」とは、クライエントがセラピストに、敵意・不信感・攻撃性・猜疑心・恨み心などを持つことを指す。
どちらも依存意識から生じるものであり、強い感情をぶつけられると、それに巻きこまれてセラピストもクライエントに感情を返してしまう。それを「逆転移」と呼んでいる。

幼いころ父親の愛情が足りなかった女性が「感情転移」によって、男性のセラピストに強い恋愛感情を持つことは、催眠療法や心理の世界では比較的よく起こる。「先生、大好き!」がまさにそれである。どちらの転移も、クライエントが乗り越えるべき過去の感情の再現であり、過去の満たされなかった体験を明らかにする手がかりになる。プロのセラピストは、この「感情転移」をうまく利用しながら、セラピーを進めている。本来の「恋愛」とはまた別物なので、しっかりと区別しておこう。

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催眠療法の極意

催眠療法の極意―「陽性転移」と「陰性転移」について理解を深めよう