さいみんくん

「徳井と後藤と芳しの指原が今夜くらべてみました」で賀来賢人さんが催眠術にかかった様子を解説!苦手なトマトは食べられるのか!?

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「今夜くらべてみました」で賀来賢人さんが催眠術でトマトを克服!

10月18日(水)夜9時放送の「今夜くらべてみました」で、俳優の賀来賢人さんが催眠術でトマトを克服した。不思議な催眠術について、プロの誘導を紹介しながら仕組みを解説しよう。(※画像は「徳井と後藤と芳しの指原が今夜くらべてみました」WEBサイトより引用しています)

【※動画あり】「催眠術で苦手なトマトは克服できるのか?」

嫌いなもの・苦手なものを催眠術で克服したいという依頼は、実に多い。催眠術にかかれば、感情支配の「好き好き催眠」と記憶支配を併合することで、大抵のものは克服出来る。今回は言葉による自己暗示の力も使い、見事に克服した様子を解説していこう。

まず「指がくっつく誘導→指が離れない誘導」

今回の催眠誘導は、テレビで大人気の催眠術師、十文字幻斎さんが行った。十文字幻斎さんの誘導の特徴は、◎誘導が早い ◎エンターテイメントのはっきりとした催眠現象を起こすのが得意 ◎集団誘導が得意 とされている。
まずはスタジオ全員で「指がくっつく誘導→指が離れない誘導」を行う。このサイトでも以前紹介した「フィンガースティック(指がくっつく)」誘導である。

【指がくっつく誘導のポイント解説はこちら】

成功する催眠術の掛け方その8:「フィンガースティック(指がくっつく)」誘導の極意

今回はゲストとお客さんを含む集団催眠のため、ポーズを取る際の言い回しが複数人で対応できる言葉使いになっている。このあたりはプロの術師が得意とするテクニックである。番組では指がくっつく誘導から、そのまま両手を挙げさせ、腕を固めてしまうカタレプシーを行っている。腕が下がらない人が催眠術にかかりやすいと見極める訳だ。誰が見ても現象が分かりやすく、ショー催眠ではよく使われる手法である。この誘導でかかった際、目の動きや全身の筋肉の緊張・弛緩具合、驚きの程度、固まって動けないのか、腕の下し方を忘れてしまったのか を素早く見極めてほしい。今回は賀来賢人さんの腕が下せない状態の他に、目の動きに特徴があることにお気づきだろうか。

次に「苦手なトマトを克服する」催眠術

次に目を凝視をさせた状態で暗示文を入れ、「こうすると甘くなります」と顎にスイッチ&追い込み暗示を入れている。そして食べる前に「美味しく食べる!」と食べている姿をイメージしながら声に出させた後、苦手なトマトに挑戦する。ここでのポイントは2つ。「イメージすることで暗示に入りやすく、既に食べた前提で進めている」点と、「美味しく食べる・美味しい!」と自ら声に出すことで、自己暗示を強化させている点である。いわゆる自己暗示・自己催眠の原理を利用し、催眠術の基本である「言葉の力」をフル活用したわけである。さらに幻斎さんは「美味しく食べる!」と思ってから(言葉に出してから)食べると、明日以降も食べられる可能性が非常に上がります、とアンカリングを利用した後催眠暗示も入れている。催眠術は短時間で解けてしまう故、継続するのが難しい。苦手なものが食べられた経験と、それを思い出して次の日も継続させるテクニックは、プロの催眠術師ならではである。十文字幻斎さんはエンターテイメントの催眠術しかされないが、セラピーや自己催眠に使われるテクニックや知識は熟知されており、それをうまく活用されている。機会があれば、さらりとテクニックが使える、ここがいわゆるプロの仕事なのである。こういうところに気付いて「すごいな」と感心出来れば、あなたも確実にレベルアップしている。