さいみんくん

催眠術の極意:「非言語暗示」を理解し、「言葉での暗示」と組み合わせて使おう

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「言葉での暗示」「非言語暗示」をうまく組み合わせると、より催眠暗示が強化される。今回は「非言語暗示」について考えてみよう。

催眠術での「非言語暗示」とは

催眠術では、言葉以外で表す暗示を「非言語暗示」と呼んでいる。例えば身振り・手振り・ジャスチャー・視線の使い方・声のトーン・顔の表情・身体の姿勢などが該当する。(ここでは言葉や身振り、視線さえも使わずに運動や五感、感情にアプローチするマインドハック的なかけ方や、気功や霊を基盤としたかけ方は除くものとする)
例えば「この部屋の中が暑くてたまらなくなる」催眠術をかけたとしよう。基本暗示は「3つ数えると、もう暑くてたまりません、1つ、2つ、3つ、パチン!」であるが、これだけでは被験者の反応が悪い。そんなときは、まず言葉で「どんな風に暑い」かを具体化する。「サウナのように蒸し暑い」のか、「アスファルトの上でジリジリ焼ける暑さ」なのか、リアルに暑さのイメージを膨らます。その上で「非言語暗示」を加えて、お互いの世界観を共有させる。催眠術師が「パタパタと服をあおぐ」、「汗を拭うしぐさ」を加えることで暑い世界を創り出し、そこに被験者の無意識を惹き込むのだ。
「好き好き催眠」は、それの最たるものである。催眠術師は、暗示を入れる声のトーンや見つめる視線、場の雰囲気で「好き」の世界を表現し、さらに同調・感情転移を使ってかけている。分かりやすくいうと、まず催眠術師が被験者を好きになり、その世界を被験者と共有して楽しんでもらう感じである。

http://saiminkun.com/hypno/642/

「非言語暗示」で暗示を強化したら必ず注意したいこと

「言葉での暗示」「非言語暗示」を組み合わせると、暗示がより強化され催眠現象が起こりやすくなる。特に「好き・嫌い・楽しい・嬉しい・悲しい」を含む感情支配の現象を起こす際は、有効なテクニックである。
ただし、被験者の感情を揺さぶり・触れるということは、それなりにリスクもある。被験者の中には、まれに解除反応を起こしたり、催眠現象で湧きあがった感情を催眠術師に転移させることがある。それらのリスクを避けるために、「催眠術をかけたら、必ず解く」ことを意識して、催眠の世界を楽しもう。

【参考記事はこちら】

http://saiminkun.com/hypno/883/

http://saiminkun.com/hypno/495/

http://saiminkun.com/hypno/506/